日ハム中田ヤキモキ? “ライバル”虎ロサリオに覚醒の兆し

公開日: 更新日:

 オールスターで中日の松坂から死球を受けた左肘には、まだ痛みが残っているという。

 22日のソフトバンク戦、日本ハム中田翔(29)が五回に2点適時二塁打を放ち、同一カード3連勝に貢献した。

 打席ではケガの悪化を防ぐため、左肘にプロテクターを装着。この日の二塁打は自打球を当てた直後で、「痛かったけどね。追加点が奪えたので良かったよ」と言う意地の一打。21日の試合では初回に内角ストレートをうまくさばいて左翼席に本塁打。この3連戦は全試合で打点を稼ぎ、「4番」の働きを見せた。

 その中田は昨季、打率.216、16本塁打、67打点と不振に悩み、FA権の行使を断念。8000万円減となる年俸2億円の1年契約で残留した。主将に就任した今季は106キロのムキムキボディーでキャンプイン。18本塁打、67打点で打点王争いに食い込み、課題とされていた得点圏打率も3割を超えている。

 日本ハムのあるOBはこう言う。

「昨年までは酒好きが高じてか、顔をパンパンに腫らして球場に来ることがあったが、今年はそういう姿が見られなくなったと、もっぱらです。自身は復活を果たし、チームは優勝のチャンスがある。これでいったんは封印したFA権行使に弾みがつくかもしれない。本人はまだ、FA移籍を完全に諦めたわけではないようですから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった