広島戦15敗は26年ぶり 由伸G「最終手段」通じず万策尽きる

公開日: 更新日:

 奥の手も通じなかった。

 29日の広島戦。巨人は超攻撃的な布陣を敷いた。正三塁手のマギーを二塁でスタメン起用。これにより、一塁・阿部、三塁・岡本、左翼・ゲレーロが同時に出場する重量打線が形成された。

 高橋由伸監督(43)は「攻撃的にいったというところも含めて、今日はそういう布陣を取った」と説明。マギーは昨季の後半戦で二塁を守った経験はあるものの、今季は初スタメン。試合前の練習では、遊撃・坂本と併殺プレーの練習を繰り返すマギーの姿があった。その頃、三塁側ベンチでは、広島のある首脳陣がこう漏らしていた。

「マギーを二塁に回して、(前日スタメンを外れた)阿部を使いたいってことだろうね。そうすれば岡本とゲレーロも同時に出られる。確か今年はやってなかったよね? でも何で今? きのう大敗したから? それなら今日カープが勝てば、巨人はシュンとなるね」

 巨人は前夜、10失点の大敗を喫していた。マギーの二塁起用は「さらに点を取らなきゃという時にはやろうと思っている」と由伸監督が温めていた「最終手段」だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった