北海道大地震で…森保監督A代表デビュー戦中止の深刻影響

公開日: 更新日:

 いくら天変地異とはいえ、出はなをくじかれた格好だ。東京五輪監督を兼任する森保一日本代表監督(50)の初陣となるはずだった7日のチリ代表戦(札幌)が、6日未明の北海道内を震源とする震度7の地震で中止になってしまったのである。

 対戦相手のチリも札幌市内に滞在中。地震発生後にチリ・サッカー協会が「代表団は完全に無事」と公式ツイッターで発信したが、試合が中止となって気になるのは「チリ代表へのギャランティーはどうなる?」だ。

 国内で開催される国際試合の場合、相手の航空機代、移動費代、宿泊費などを日本サッカー協会(JFA)が全額負担する。出場給は対戦相手の世界ランキングに応じて「2億~5億円」ともっぱら。今回は「チリ代表への(試合が開催できないことの)違約金はありません」(JFAコミュニケーション部)という。

 チリ代表は遠路はるばる極東の地までやって来たと思ったら地震で肝を冷やし、試合中止でギャラも違約金もなし――と散々だが、JFAも「テレビ放映権料1億5000万円と入場料収入1億円がフイになった」(マスコミ関係者)。何とも恨めしい事態とはいえ、A代表デビュー戦が中止に追い込まれたことで森保監督が一番「痛い!」と歯噛みしているだろう。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  3. 3

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  4. 4

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  5. 5

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  1. 6

    国民民主“激ヤバ”女性議員の選挙違反疑惑には党本部が関与か…ダンマリ玉木代表に真相究明はできるのか?

  2. 7

    清原和博さんの「思わぬ一言」で鼻の奥がジーン、泣きそうに。チーム内では“番長”とは別人だった

  3. 8

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  4. 9

    例年の放送目前に「今年は27時間テレビないのか」の声が続々 2011年には中居正広氏に「女性に溺れる」との予言の因果

  5. 10

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も