宮崎に行った部長は選手の性格や人間性をチェックしている

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 あれは7、8年前だったかな。

 東北出身の高校生で、ストレートの球速は140キロ超。スライダーのキレも申し分ない。素質はバツグンの右腕を同僚が見つけてきて、ドラフトで下位指名した。

 1年目のキャンプでこの高校生を見たデータおたくのエラいさんなんか「この子は楽しみですね。残した数字も秀逸ですし。体力がついてくる2年目あたりには出てくるんじゃないですか?」って、ニコニコしながらコーチに話し掛けてたっけ。

 ところが、2年たっても3年たってもいい評判を聞かない。担当のスカウトに聞いたら、東北弁が強くてなかなか寮生活になじめない、同期の輪に入っていけないというんだな。3年目くらいにようやく、プロの世界に慣れてきたっていうけど、やっとスタートラインに立ったようなものだからね。結果は推して知るべしさ。もちろん個人差はあるにせよ、「得てして東北出身の選手は性格をよく調べろ!」って、部長もよく言ってたっけ。

 で、金足農の吉田輝星だ。秋田で生まれ育ち、地元出身の選手たちと一緒に夏の甲子園で大活躍した。

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