まずは西武・菊池…吉田輝星は日本プロ球団に育ててもらう

公開日: 更新日:

 日本はいま、夏の甲子園大会の準優勝投手、金足農の吉田輝星の話題で持ち切りだという。

 情報提供者の話では、大阪桐蔭の藤原や報徳学園の小園より注目を集めているそうだ。とにかく一度見てみろと、あまりにうるさいので、インターネットの映像をチェックした。

 確かにいいピッチャーだ。スピンの利いたストレートを投げるし、制球もいい。牽制やフィールディングなど投げる以外の部分からもセンスを感じる。

 9月には西武菊池雄星をチェックしに日本に行くので、その前に宮崎に寄ってU18アジア選手権を見てこようと思う。知人のスカウトも、似たようなルートを計画している。

 ただし、主な目的はあくまで菊池であって、吉田ではない。吉田自身の意思はともかく、言葉も理解できず、大人になっていない高校生を、いきなり生存競争の激しい米国のマイナーに放り込むのはあまりにもリスクが高いからだ。吉田を見るのは、いまのうちに能力以外の性格などを把握しておくため。吉田を含め藤原や小園を見に行く他のメジャー球団のスカウトにしても事前調査が目的で、彼らをすぐに獲得しようという気はおそらくない。日本のプロ球界に育ててもらい、完全に花が開いたタイミングを見計らって獲得するつもりなのだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか