“猫の目”打線にも順応 ソフトB中村は打順を選ばぬ仕事人
20日、ソフトバンクの中村晃(28)がチームを救う一打を放った。7―7で同点の八回、2死満塁の場面で決勝打となる左前打。逆転2位を狙う日本ハムとのゲーム差を「4」に広げた。
お立ち台では、「みんなでつくったチャンス。何とか走者を返したいと思った」と話した中村は、2016、17年と2年連続全試合出場。今季は右足のケガで4月に登録抹消され、3年連続とはならなかった。が、“献身”ぶりはそれだけではない。
「何番でも打てるのが強みです。今季は1、2、3、5、6番でスタメン出場。昨季は1、3、5、6、7番を打ち、16年は4番を除く1~7番で出場している。ある意味、工藤監督の猫の目打線の被害者と言えなくもないが、類いまれなバットコントロールが信頼されている証しでもある。右翼と左翼、そして一塁守備にも定評があり、チームへの貢献度は計り知れない」(チーム関係者)
今季の年俸は1億6000万円。給料分は十分に働いている。