逆転満塁弾 ソフトB連覇のカギ握る“若手”中村晃の一振り

公開日: 更新日:

 ソフトバンク中村晃(28)が、一振りで試合の流れを変えた。

 1日のオリックス戦は五回まで両軍ともに3安打と拮抗。六回にオリックスが2点を奪い、流れが傾いたかに見えた。

 しかし、その六回裏に中村が逆転満塁ホームラン。この一打に刺激されたのか、ソフトバンクは八回に一挙8点の猛攻を見せ、開幕カード勝ち越しを決めた。

 2連覇がかかるソフトバンクだが、野手陣は“高齢者”が少なくない。内川(35)、デスパイネ(31)、松田(34)、本多(33)は30オーバー。柳田も29歳だ。

 ベテランの数に比例して負傷離脱も多く、昨季はCSに入ってようやくベストメンバーが揃い踏み。そんなチーム事情だけに、28歳の中村はまだまだ若い部類に入る。成長株の上林(22)、高田(27)らはまだ未知数な部分があり、活躍は期待しても計算は立たないというのが首脳陣のホンネだろう。バットマンとしてはもとより、外野守備にも定評のある中村。連覇のカギはこの打撃職人にあり、だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし