3連覇逃した畑岡奈紗 勝ったユ・ソヨンとの“決定的な違い”

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「ショットの精度が違った」と田原紘プロがこう解説する。

「最終日は2人ともボギーなしですが、ピンに対してどこを攻めていったほうがいいのか、コースマネジメントやショットはユのほうが一枚上手だった。だからバーディーパットを外しても、パーパットはほとんど30センチ以内とグリーン上でも精神的な負担が少なかった。一方、畑岡は追いかける立場ですから積極的に攻めていったが、納得できるティーショットやセカンドショットが少ないように見えた。畑岡は、日本では負けたくない、3連覇したいという思いもあり、ちょっと冒険しなければいけない状況だった、すると、気持ちに無理が出る。それが直接対決だった3日間のボギー数の差になったといえます。3000㏄エンジンのユが余力を残してプレーしていたのに対して、畑岡は2000㏄エンジンのアクセルを踏みっぱなしという感じでした」

 ユはサンデーバックナインに入ると、「畑岡と3打差あった。(後半は)安全にフェアウエーをとらえることを考えた」と、すでに勝利を確信していたようだ。

 上背も違う。ユは167センチ、畑岡が158センチ。

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