伊調馨に続き…“霊長類最強女子”吉田沙保里に復帰の可能性

公開日: 更新日:

 女子レスリングの元女王2人が来季のマットで揃い踏みか。10月の全日本女子オープンで復活優勝を果たした五輪4連覇の伊調馨(34)に続き、同3連覇の吉田沙保里(36)にも復帰の可能性が出てきたからだ。

 日本協会は、世界選手権代表選考会を兼ねた来年6月の全日本選抜選手権に出場資格を持たない選手を対象にした「予選会」の実施を決定。男女とも予選会上位6人が本大会に進出するとした。

 これまで不透明さを指摘された代表選考基準の見直しの一環として、実施が決まった予選会。多くの選手に大舞台のマットを経験させて底上げを図る狙いがあるほか、霊長類最強の女といわれた吉田の復帰をお膳立てする協会の思惑もある。

 吉田は銀メダルに終わった2016年リオ五輪を最後に実戦から遠ざかっている。伊調が下部大会で全日本選手権の出場権を得たように、吉田にも復帰に向けた前哨戦が必要になる。西口強化本部長は「ぜひ、(吉田には予選会に)出てもらって若い選手に強さを見せて欲しい」と若手のレベルアップに期待を寄せる。

 来年の全日本選抜選手権で優勝すれば、20年東京五輪の代表候補に浮上する。若手選手が不甲斐なければ、吉田、伊調のダブル出場まである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも