雄星にボロボロ投手陣のしわ寄せ…鍵はサービス監督の采配

公開日: 更新日:

「YK(菊池雄星の略)を獲得できて、とても興奮している。速球とスライダーのコンビネーションがとても印象的だ」

 3日(日本時間4日)の入団会見で、サービス監督が、菊池に関して期待を込めて話した。

 2016年に就任して以来、ポストシーズン進出はないものの、地区優勝争いには絡んでいる。昨季も終盤に失速したが、一時は一昨年の世界一であるアストロズを猛追した。若手や他球団からトレードで獲得した選手を巧みに使いこなす手腕には定評がある。

「現役引退後は、長らくレンジャーズやエンゼルスのマイナー組織で選手育成に携わっていたこともあり、若手を操縦する術を心得ています。昨季までは本塁打王クルーズ、カノーらの長距離砲が揃い、采配は大味なイメージですが、そもそもデータを駆使したスモールベースボールを得意としている。現役時代は控え捕手で、日の目を見なかっただけに、指導者になってからはコミュニケーションを重視し、選手を分け隔てなく扱うなど気配りにも長けた指揮官です」(スポーツライター・友成那智氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性