“崖っぷち”のダル 高給取りでもカブス「先発5番手」の吉凶

公開日: 更新日:

 今季はプレッシャーのかからない立場でスタートが切れるか。

 昨年9月に受けた右肘骨棘除去手術からの復帰を目指すカブスダルビッシュ有(32)のことだ。

 大リーグ公式サイトなど複数の米メディアは30日(日本時間31日)、各球団の先発ローテーション投手5人を予想。ダルは開幕をエース級ではなく、ローテの4、5番手として迎える見込みだという。

 カブスの先発陣はエース左腕レスター(昨季18勝6敗、防御率3.32)を筆頭に、リーグ屈指の層の厚さを誇る。マドン監督は手術明けのダルについて、「何よりも重要なのはシーズンを通じて投げること」と話し、開幕から当面は、イニング数や球数を制限して、起用法に配慮する方針を明かしている。

 ここ数年は度重なる故障に苦しんでいる。フィジカルに不安を抱えるダルにとって、指揮官の配慮は吉と出そうだが、問題はそれでも満足な結果を残せなかった場合だ。

 昨年2月に6年総額約138億円超の大型契約を交わしたダルの今季年俸は約21億8000万円。チーム内ではレスター(約24億5000万円)に次ぐ高給取りだ。メジャーの先発の位置付けは年俸の額に比例するのが一般的で、本来ならレスターとともにエース格を担わなければならない立場にある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?