菊池雄星に即接触…ダルに逃げられたレンジャーズの目論見

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 メジャー移籍を目指す菊池雄星(27)の周囲が騒がしくなってきた。

 レンジャーズが、全30球団との交渉が解禁された4日(日本時間5日)、いの一番で菊池の代理人を務めるスコット・ボラス氏と接触を図った。

 MLB公式サイトによれば、すでにレンジャーズはボラス氏と交渉に入っており、ジョン・ダニエルズGMは「我々は入念に調査してきた」と、獲得に前向きな姿勢を見せたという。

 レンジャーズの本拠地「グローブライフ・パーク」(アーリントン)は空気が乾燥しているため、打球が飛びやすい。右中間は116メートルと狭く、極端に左打者の本塁打が多いことから、「投手の地獄」の異名を持つ。日本人投手にも不評で、昨季途中まで在籍したダルビッシュ有(32=現カブス)が、移籍拒否条項を撤回してドジャースへのトレードを受け入れたのも、アーリントンの酷暑と球場の狭さに嫌気が差したからだといわれる。

 レンジャーズはこれまで獲得に動いた投手から球場の特性を敬遠され、補強がままならないことは珍しくなかった。今回の菊池取りも苦戦が予想されるものの、レンジャーズには勝算があるという。

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