菊池雄星に即接触…ダルに逃げられたレンジャーズの目論見

公開日: 更新日:

 メジャー移籍を目指す菊池雄星(27)の周囲が騒がしくなってきた。

 レンジャーズが、全30球団との交渉が解禁された4日(日本時間5日)、いの一番で菊池の代理人を務めるスコット・ボラス氏と接触を図った。

 MLB公式サイトによれば、すでにレンジャーズはボラス氏と交渉に入っており、ジョン・ダニエルズGMは「我々は入念に調査してきた」と、獲得に前向きな姿勢を見せたという。

 レンジャーズの本拠地「グローブライフ・パーク」(アーリントン)は空気が乾燥しているため、打球が飛びやすい。右中間は116メートルと狭く、極端に左打者の本塁打が多いことから、「投手の地獄」の異名を持つ。日本人投手にも不評で、昨季途中まで在籍したダルビッシュ有(32=現カブス)が、移籍拒否条項を撤回してドジャースへのトレードを受け入れたのも、アーリントンの酷暑と球場の狭さに嫌気が差したからだといわれる。

 レンジャーズはこれまで獲得に動いた投手から球場の特性を敬遠され、補強がままならないことは珍しくなかった。今回の菊池取りも苦戦が予想されるものの、レンジャーズには勝算があるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が