反町康治さん<4>20代後半で発足したプロリーグへの危惧

公開日: 更新日:

 スケジュールを作ったり、ハイヤーや宿泊先を手配したりする仕事柄、パイロットとの付き合いは多かった。

「パイロットって希望が通るんです。休みも本人の意向が反映されます。“オフ1”と“オフ2”があって、オフ1はこちらが用意した休みなんですが、オフ2は本人がリクエストした子供の運動会とか授業参観の日とかで絶対に動かせない。同期のパイロットのお願いも、結構聞いてあげましたよ」

 乗員乗務課に異動後は、パイロットたちの弁当やホテルを手配。何か問題があれば、すぐに対応した。

「昔はあちこちに全日空ホテルがあって利用していたんですが、今は経営が変わっているし、経費削減で安いホテルを使っているみたいですね。パイロットとCAも、一緒のホテルにするといろいろあるので全部別。それはまあ、いろいろあるよな~。私も結婚相手がCAなんで、何とも言えないですけど……」

 仲のいいパイロットと香港に出張したこともある。

「キャプテン(操縦士)とコーパイ(副操縦士)の後ろにあるジャンプシートに座って行くんです。『おまえ、離陸やるか?』って、からかわれたりしてね。自分でパイロットを決められたので、おごってくれそうな人を選んで『おいしいところに連れて行ってくださいよ~』ってお願いしたら、『しょうがね~な~』って。実際、香港島の裏にある、地元の人しか知らないような店に連れて行ってもらいました。目の前の魚を選んで調理してくれるところでね、楽しかったな~。仕事はちゃんとしましたよ。宿泊先から空港までどれぐらい時間がかかるのか、動線上の問題はないか、視察内容の詳細を報告書にして上げました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 5

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  1. 6

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  2. 7

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  5. 10

    男子の試合はガラガラ…今年のANAオープンのギャラリー数を知って愕然としました