反町康治さん<1>先輩に丸紅を勧められたが就職は全日空に

公開日: 更新日:

 今月22日、Jリーグが27年目の開幕を迎える。3連覇を目指す川崎フロンターレをどこが止めるのか、バルサ化を進めるヴィッセル神戸は台風の目となるのか。今季も興味は尽きないが、2度目の昇格を果たした松本山雅FCも注目だ。監督は、北京五輪日本代表監督も務めた反町康治さん(54)。1993年のJリーグ元年は、全日空の社員としてピッチに立ち続けていた。

 反町さんは自らを「あまのじゃく」と評する。誰かに用意された道は歩かない。自分で考えて選ぶのだ。

 大学受験もそうだった。名門・清水東高校で冬の選手権を制したMFに声を掛ける学校は少なくなかったが、サッカー推薦は断って難関校を受験した。

「自分にそれほどサッカーの才能があるとは思っていなかったので、“このまま大学でサッカーをやってどうなるんだろう”って自問自答していました。当時はJリーグもありません。社会人でサッカーを続けても4、5年だろうし、その先も会社員を続けることを考えると、もう少しちゃんと勉強をする大学に進んだ方がいいと思ったんです。でもまあ、受からないですよね、勉強は一生懸命したんですけど。志望校に落ちたあと、2次試験を受ければ拾ってくれるという大学もあって、実際に合格したんですが、行きませんでした。人生の岐路でしたね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?