不動の主軸ヤクルト山田哲を奮い立たせる青木宣親の貪欲さ

公開日: 更新日:

 昨季、自身3度目となる「トリプルスリー」を達成したヤクルト山田哲人(26)。2017年はWBCの影響で不振に陥ったが、昨年はそれを見事に克服してみせた。

 不動の主軸を奮い立たせたのが、昨季チームに復帰した青木宣親(37)の存在だったという。

「一番すごいなと思うのは、青木さんの貪欲さ。(キャンプの)全体(練習)が終わってからもずっとバッティングをやっているし、自分が納得するまでやめない。求めるものが大きいからこそなんだろうけど、『どうやったら自分のプラスになるか』というのをひたすら追求している。トレーニングに関してもすごく勉強していて、『得た知識をどうしたら最大限に利用できるか』という考え方は自分も参考にしたいと思いました」

 青木は試合ごと、打席ごとに打撃フォームを変えながら打つスタイル。その「変化」を恐れない姿勢にも驚かされてきたという。

「青木さんってコロコロ打撃フォームを変えるでしょ。試合中でも、ベンチ裏で『スギさん(杉村繁巡回コーチ)、投げてもらえる?』と言ってバッティングフォームを確認しながらティー打撃をやってマイナーチェンジしている。僕は青木さんと反対で、あまりフォームを変えたくないタイプだけど、それを見て以降、状況や相手によって打席での対策を考えるようになった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手