著者のコラム一覧
田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

いつになく期待しJリーグ開幕を待ちわびたのは理由がある

公開日: 更新日:

 昨年のアジアクラブ王者となった鹿島は、昨年12月のクラブW杯でレアル・マドリード、リバープレートなど欧米の強豪と対戦して存在感を示した。新背番号10を背負ったMF安部らが、昇格組の大分に格上としてのプライドを見せて欲しかったが、大分FW藤本の引き立て役に終始した。

 この藤本は16、17年はJ3鹿児島で連続得点王となり、18年はJ2大分でチーム得点王(タイ)。今シーズンは主戦場をJ1に移し、鹿島から2点を奪ってみせた。ちなみに17年J3、18年J2、19年J1と「3年続けて別カテゴリーの開幕戦でゴールを決めた選手」でもある。もし藤本が――。

 ここぞ! という場面で得点を奪える<星の下に生まれた>選手だったら? <持っている>ストライカーとして、今後も注目していきたい。

 日本人GKのパフォーマンスについては、もう数試合見てからきっちり“採点”したいと思う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」