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田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

いつになく期待しJリーグ開幕を待ちわびたのは理由がある

公開日: 更新日:

 27年目のJリーグが開幕した。今週末にはJ1とJ2の第2節が開催される(J3は3月9日に幕開け)。いつになくJ開幕を待ちわびていた。

 昨年はロシアW杯で西野ジャパンがベスト16に食い込んだ。来年には東京五輪が控えている。中間年の2019年シーズンは「日本代表入りを狙う中堅」と「東京五輪候補の若手」が入り乱れながら、どれだけ森保監督にアピールするか? と期待したからである。

 前年覇者の川崎は地元でFC東京と対戦。攻守に高レベルのせめぎ合いがあり、見どころの多い試合だった。目に付いたのは、17歳のFC東京MF久保がフィジカル面をアップさせ、プレーに力強さが増したことだ。

 しかし、チーム全体の底上げ感は乏しかった。「久保以外の日本人選手のレベルアップが感じられなかった」からだ。

 同時に川崎のFW小林、MFの守田、大島、DF車屋といった代表級選手たちの奮起も促したい。

 人気クラブの浦和は仙台と対戦。0―0の痛み分けに終わった。シュート数は仙台の7本に対して浦和は6本だった。互いに堅守はアピールできたと思うが、攻撃面で物足りなさを露呈した格好だ。C大阪から移籍した浦和FW杉本は、2トップの一角として先発フル出場したが、シュート0本に終わった。新天地で活躍しない限り、日本代表からお呼びが掛かることは難しいと感じた。

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