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田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

アジア王者鹿島にも世代交代の大きな波が押し寄せる

公開日: 更新日:

 師走を迎え、UAEで行われたクラブW杯(12~22日)に注目した。

 アジア王者の鹿島は準決勝でレアル・マドリード(スペイン)に、3位決定戦でリーベルプレート(アルゼンチン)に敗戦を喫した。

 鹿島が大きく見劣りしたわけではない。19歳のMF安部を筆頭にFW土居、DF山本といった選手の躍動感あふれるプレーも印象に残った。しかし、欧州王者の圧倒的な個人技、南米王者のしたたかな試合運びに、してやられた格好である。

 決勝に進んだ開催国UAEのアルアインには元広島のDF塩谷(30)が在籍していた。2017年春に「塩谷にUAEからオファー」と聞いて、「器用貧乏タイプ。どうしても欲しかったのかな……」と思った自分を恥じた。

 守備的なポジションならどこでもソツなくこなし、攻め上がると攻撃系選手並みのパフォーマンスを見せてくれた。中東の強豪は、金に飽かして選手を世界中からかき集めているイメージがあったが、「選手を見る目はあるじゃないか!」と深く感じ入った次第――。

 そういえば、南米サッカーのオールドファンから愛されたペルー料理屋「ティアスサナ」(信濃町)が、今年いっぱいで閉店することになった。

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