著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

代表戦2試合での南野拓実は香川よりも相手に脅威を与えた

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 香川真司(ベシクタシュMF)VS南野拓実のトップ下争いが注目された日本代表の3月2連戦。森保一監督は、新体制発足時から主力に据えてきた南野を優先。コロンビア戦(3月22日)で中島翔哉(アルドゥハイルMF)と堂安律(フローニンゲンMF)の「三銃士」とともに先発させ、続くボリビア戦(同26日)でも、後半からベンチスタートだった3人をピッチに送り出した。そこで南野は中島の決勝弾をアシスト。「ゴールを決めるのが僕らの仕事だった」と胸を張り、香川との競争も一歩リードした。

 ◇  ◇  ◇

 昨夏のロシアW杯の後、本田圭佑(メルボルンMF)が代表の一線から退き、ドルトムントで出番を失っていた香川も招集を見送られたころで南野に<代表トップ下>が転がり込んできた状態だった。もちろん彼自身が2018年の親善試合5戦4発という目覚ましい結果を残したことで、森保監督の信頼を一気に引き寄せた部分はあった。

 が、代表実績の乏しい彼がそのまま定位置を確保し続けられる保証はなかった。1~2月のアジア杯(UAE)でも7試合中の6試合に先発しながら、ゴールは決勝のカタール戦の1点だけ。再三の決定機に決めきれなかったオマーン戦以降は苦悩を深め、報道陣に無言を貫くという過去になかった姿を見せた。香川と初めて<直接バトル>を強いられた3月シリーズでは、緊張感と危機感が高まったに違いない。

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