「ブレないスポーツ報道」の著者 新聞TVの自主規制に疑問

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 ――日大アメフト部の悪質タックル問題から、もうすぐ1年です。政治家とスポーツ庁の働きかけで大学スポーツ協会(UNIVAS=通称ユニバス)が発足しましたが、有力大学にソッポを向かれてしまいました。

「ユニバスの設立目的は卓越した人材育成、大学ブランドの強化と競技力向上です。文武両道の理想はすばらしいですが、出席やテストの点数が足りなければ試合に出場できなくなる。スポーツ推薦で入学した学生のケアなどの課題があります。理想と現実のはざまの中、アメフト学生日本一の関学大や昨季ラグビー部主将が医学部生だった慶応、既に改革に乗り出している筑波大などは参加を見送りました。国から言われなくても、自分たちの考えで文武両道を成し遂げようという気概があるからでしょう。また、大学スポーツでオイシイ思いをしようという企業がありましたが、早くもビジネスにならないと腰を引き気味です。ユニバスに関しても詳しい報道がないためか、世間の関心は高くないですね」

 ――2020年東京五輪に関する報道もそうです。冷静な目で報道すべき新聞社が東京五輪のスポンサーになっています。

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