「ブレないスポーツ報道」の著者 新聞TVの自主規制に疑問

公開日: 更新日:

 ――日大アメフト部の悪質タックル問題から、もうすぐ1年です。政治家とスポーツ庁の働きかけで大学スポーツ協会(UNIVAS=通称ユニバス)が発足しましたが、有力大学にソッポを向かれてしまいました。

「ユニバスの設立目的は卓越した人材育成、大学ブランドの強化と競技力向上です。文武両道の理想はすばらしいですが、出席やテストの点数が足りなければ試合に出場できなくなる。スポーツ推薦で入学した学生のケアなどの課題があります。理想と現実のはざまの中、アメフト学生日本一の関学大や昨季ラグビー部主将が医学部生だった慶応、既に改革に乗り出している筑波大などは参加を見送りました。国から言われなくても、自分たちの考えで文武両道を成し遂げようという気概があるからでしょう。また、大学スポーツでオイシイ思いをしようという企業がありましたが、早くもビジネスにならないと腰を引き気味です。ユニバスに関しても詳しい報道がないためか、世間の関心は高くないですね」

 ――2020年東京五輪に関する報道もそうです。冷静な目で報道すべき新聞社が東京五輪のスポンサーになっています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異