著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

さらなる高み目指す川島永嗣「プレー先は欧州こだわらず」

公開日: 更新日:

 ロシアW杯直後の昨年8月、フランスで2クラブ目となるストラスブールに移籍した川島永嗣だが、今季は一度も公式戦に出ていない。現所属先との契約は1年。残された時間は少なく、今夏に再び新天地を目指す可能性が高い。果たして36歳の男は、どんな道を選ぶのだろうか――。

 3月31日のフランスリーグカップ決勝ギャンガン戦。ストラスブールはPK戦の末、14年ぶりに頂点に立った。が、川島はベンチ外。「チームの一員として優勝に関われたことは、欧州に来て一度もタイトルを取ったことのなかった自分に、大きな刺激を与えてくれた」と本人は前向きに語ってくれたが、複雑な思いがあったのも事実だろう。

「昨夏に移籍してきた頃は、チーム状態があまりよくなかった。でもその後、一気に調子が上向いた。ローリー監督もチームを変える必要が全くなくなりました」と本人の説明通り、今季、ストラスブールは31節終了時点でリーグ9位、カップ戦優勝と大健闘している。セルスとカマラという2人の若手GKも好調を維持。チャンスを見いだすのは容易ではない。

 今季、残り1カ月。契約延長は難しいと言わざるを得ない状況だ。日本人GKにして36歳という年齢も、欧州5大リーグで生き残るには、高いハードルとなっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?