シーズン中に異例の発表 G上原を引退に追い込んだ球威不足

公開日: 更新日:

 日本では異例ともいえるシーズン途中での引退を決断した巨人上原浩治(44)。

 今季は開幕一軍入りを果たせず、ここまでイースタン・リーグで9試合に登板し勝敗はなく、防御率4.00。9年間プレーした米大リーグから10年ぶりに復帰した昨季から、深刻なスピード不足にあえいできた。

 昨オフ、左膝のクリーニング手術を受け、万全の状態で臨みながら、直球の最速は130キロ台。決め球としてきたフォークのキレは全盛期と変らなかったものの、直球が走らず、相手打者に見送られるシーンも目立った。

 上原は自身の力の衰えに加えて、チーム内で置かれた状況が分かっていたのだろう。何しろ、今季の巨人はリリーフ陣が崩壊状態。一部週刊誌の報道で暴行事件を起こしていたことが発覚した澤村を配置転換してやりくりしたほどだった。

 救援陣が手薄ながら、一軍からお呼びがかからなかったのは、すでに戦力構想から外れていたからだといわれる。

 球団側は慰留したものの、上原本人の「若手の投げる機会を奪いたくない」との意向を尊重し、了承したという。きょうにも引退会見を行う。史上初となる日米通算100勝、100セーブ、100ホールドを達成した上原が、ひっそりとユニホームを脱ぐ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”