暴行事件発覚直後の澤村をあえて…G原監督投入のウラ事情

公開日: 更新日:

 巨人澤村拓一(31)が17日の中日戦から中継ぎ要員として一軍に昇格する。移動日だった昨16日、原監督が「リリーフに入ってもらう。(六、七回など接戦時の)役割を担ってもらえると一番いい」と明言した。

 澤村は今季、指揮官の先発復帰の打診を拒否し、リリーフにこだわったが、2月の春季キャンプ終盤に先発再転向が決定。4月6日のDeNA戦で5年ぶりに先発したものの、四回途中4失点で敗戦投手となり、そのまま二軍へ逆戻りとなっていた。

 揚げ句、ちょうどこの頃、事件を起こしていた。

 4月中旬、未明に新宿区内のビルのエレベーターで、面識のない男性の首にいきなりつかみかかるという暴行事件を起こしたと、週刊誌に報じられた。球団からの処分は「厳重注意」で済んだものの、澤村は5年前にも六本木で暴行事件を起こしているだけに、チームメートや関係者の反応は「またかよ」と冷ややか。「巨人では二度と一軍に呼ばれないだろう」とささやかれた。それが、週刊誌報道からわずか1週間余りでの異例の早期昇格には、多くの事情が絡んでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性