“卒検”炎上も昇格と先発決定 日ハムの勝算と輝星の心技体

公開日: 更新日:

 技術的な裏付けがあるだけではない。精神面や体力面も一軍で通用するという。別のOBがこう言った。

「特に体力面は二軍の首脳陣のお墨付き。肩肘の酷使さえ避ければ、年間通じて一軍でやれるだけの体力があるとの報告が一軍に上がっている。何しろ金足農のトレーニングはハンパじゃない。特に冬場のトレーニングは過酷で、都会の野球学校よりはるかに厳しいそうですから。精神面も秀逸です。実戦が始まった当初は結果が出なかったが、そのたびに自分で課題をあぶり出し、ひとつずつクリアしていった。結果が出なくても落ち込むことはないし、ハードルが高ければ高いほどファイトが湧く性格なのです。それに一日も早く一軍に上がるのが目標と公言するように、一軍の日の当たる場所でこそ力を発揮するタイプ。昨夏の甲子園でも大観衆の注目を浴び、マスコミに騒がれるようになるにつれて、ボールのキレはよくなり、パフォーマンスも上がりましたからね」

 吉田の12日の登板に注目だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動