輝星1軍デビューは広島戦か 鯉打線抑える鍵はカットボール

公開日: 更新日:

 日本ハムが昨年のドラフト吉田輝星を高く評価した最大の理由はカットボールだという。

 打者の手元で浮き上がって見える速球はもちろん、軌道が速球とほぼ同じで、ほんの数センチ横滑りするカットボールが1位指名の決め手になったそうだ。

 夏の甲子園でも、その後のU18でも投じた、ほんの数球のカットボールは、確実にプロで通用するとの評価だった。スライダーと比べて曲がりが小さいため、当初本人は実戦で投げなかったものの、コーチの助言もあって使いだしたところ、思った以上に効果的だったとか。それで意識的に投げ始めたそうだ。

 吉田は4日、イースタンの巨人戦に先発予定。本人は「スライダーとカットボールをうまく使いたい」と話している。2つの球種を効果的に使えれば、速球はもちろん、縦のカーブやフォークもより生きてくると考えているのだろう。

 4日は90球がメドで、順調にいけば11~13日の広島戦(札幌ドーム)で一軍デビューする見込みだ。

 いきなり強力打線と対戦することになるが、抑えられるかどうかは生命線であるカットボールのデキにかかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも