“卒検”炎上も昇格と先発決定 日ハムの勝算と輝星の心技体

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 栗山監督は荒木二軍監督から「勝てるだけの真っすぐになっている」との報告が上がっていることを明かしたように、首脳陣には吉田が一軍でも通用するとの見立てがあるという。

「4日の結果にかかわらず、昇格は決まっていたと聞きました。発表が翌日になったのは、登板後の状態をチェックするため。一夜明けて体に問題がないのでゴーサインが出たのです」と、日本ハムOBがこう言った。

「それ以前の8試合は防御率2・35と、投球が安定していた。ストレートの質が上がってきただけでなく、昇格を決定付けたのは軌道は速球でも打者の手元で横滑りするカットボールです。本人が意識してこのボールを投げ始めた5月中旬以降は内容も良くなった」

■精神面や体力面も一軍で通用

 それなら、なぜ、4日の二軍戦で火ダルマになったのか。

「昇格が内定していたこともあって、二軍首脳陣は結果はともかく、ストレートで押す投球を指示したそうです。おまけにバッテリーを組んだのが高卒のルーキー捕手ですからね。ストレートを外角にばかり投げさせていれば、打たれて当然ですよ。外角の速球にしても、内角の際どいコースに投げさせてから使えば結果も違ったはず。一軍の捕手ならこんなリードをするはずがないし、決め球のカットボールを有効に使うリードをしますよ。ストレートが高めに浮く問題は、ワンバウンドでも構わないから低めにカーブを投げることによって実戦の中でリリースポイントを修正していくそうです。かつてのダルや大谷はボールが高めに浮くとき、そうやってゲームの中で修正した。吉田は器用だというし、同じ方法でやらせるつもりでしょう」(同)

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