レイズ出身のフロントや首脳陣がメジャーで大人気の理由

公開日: 更新日:

 今年からツインズの監督に就任したロッコ・バルデリ氏は、引退後、長年レイズのコーチやフロントを務めてきた。彼のいたレイズこそメジャー30球団中、どこにも増してデータを活用、球界の常識を壊し、新しいシステムを戦術として採用することに積極的なチームなのだ。

 例えばオープナーは他球団首脳陣の懐疑的な意見をよそに、昨季、レイズが90勝する大きな原動力となった。今年に入って、それを模倣するチームも続出している。盤石と言われる先発陣を要するヤンキースでさえ先発投手のケガという理由があるにせよ、何度かオープナーを採用している。

 選手の育成にも積極的で、先日は2017年のドラフト1巡目指名のブレンダン・マッケイ選手が6月29日に投手としてメジャーデビュー、6回を被安打1の無失点で抑え勝利投手に。すると2日後の7月1日には打者として「8番・DH」でメジャーデビュー。二刀流として楽しみな選手に育った。

 前回、ツインズの投手成績が劇的に向上したことに触れたが、レイズはツインズの上をいっている。今季、85試合終了時点でチーム防御率3・20はメジャートップ、被本塁打76本は最少だ。やや劣る攻撃力を投手力で補い、ア・リーグ東地区でヤンキースに次ぐ2位につけている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?