来日6日目で初アーチ…阪神ソラーテは本当に救世主なのか

公開日: 更新日:

「このような声援ありがとうございます! たくさんのファンの前で打てたのが本当にうれしい」

 26日の巨人戦、21日に来日したばかりの阪神の新助っ人・ソラーテ(前マーリンズ3A)がヒーローインタビューで喜びをあらわにした。

 七回、左腕・田口の甘く入ったスライダーを振りぬき、左翼上段に決勝2ラン。ベンチでは跳びはねながら祝福を受けた。メジャー5年間でわずか47試合しか守っていない不慣れな遊撃に就き、試合終盤は二塁も守った。ラテンの明るいノリでハッスルし、チームを鼓舞。メディアは「救世主」「Vの使者」と大騒ぎである。

 阪神にとっては逆転優勝への切り札だ。25日のDeNA戦で今季リーグ最多となる10度目の完封負け。首位巨人と9.5ゲーム差をつけられたばかりか、2位DeNAとも4ゲーム差に開いた。CS争いからも離脱しかねない事態に矢野監督は動いた。

「来日してからの実戦出場は24日の練習試合1試合のみ。遊撃守備のサインプレーもまともにやっていない。数試合は二軍で経験を積ませる方針だったのに急きょ、昇格させた。まだ時差ボケは抜けていないはずだし、日本の野球に慣れないまま一軍に上げれば、潰れるリスクもある。渉外担当や代理人はかなり肝を冷やしたそうです」(阪神OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」