阪神の佐々木密着はダミー? ドラ1大本命は星稜・奥川か

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 高校四天王が揃い踏みした21日の高校野球。石川・星稜の奥川恭伸(3年)がリリーフ登板し、自己最速を更新する158キロを2度マークした石川県立球場では、阪神西武のスカウトが熱視線を送っていた。

 阪神はこの奥川に熱心だという。

 大船渡の佐々木はすでに、日本ハムが1位指名を公言するなど、複数球団による競合が確実視されているが、佐々木を回避し、2番手クラスの奥川や明大の森下、JFE西日本の河野の指名をもくろむ球団が阪神だという。

 阪神は一方で佐々木に対しても密着マークを続けている。岩手大会予選の初戦に12球団で唯一、視察に訪れ、和田TAを含む3人態勢だった。

「今季の佐々木の登板状況を見れば、公式戦で1勝もしたことがない遠野緑峰相手に登板したとしても、全力で投げることはあり得ない。そんな試合を見ても、何の参考にもならないことくらいは、阪神とて分かっているはず。あえて密着するのは、むしろ、奥川を一本釣りしたいがためのダミーじゃないか」

 とは、在京球団スカウトだ。

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