渋野日向子フィーバーが覆い隠す女子プロ協会のゴタゴタ

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 ギャラリーだけではない。

「取材に来たマスコミは3日間で延べ200人。全英優勝直後だった先週の大会もたくさん来たそうですが、最近ではこれほど注目された女子プロの大会は記憶にない」(ツアー関係者)という。

「それにしても日本女子プロゴルフ協会にとって渋野のメジャー優勝は宝くじに当たったようなものでしょう」と言うのは評論家の宮崎紘一氏だ。

「渋野がメジャー優勝で得た米ツアー出場権を見送ると表明して、協会は内心ほっとしているはずです。渋野が試合に出たらメディアに注目されて、視聴率もギャラリー動員数も大きくアップする。協会にとってこんなにおいしい話はないわけです。ただし、女子ツアーがいま抱える問題も今回の騒ぎで覆い隠されてしまうかもしれません」

■テレビ局とスポンサーの反発

 協会はいま、来季ツアーに向けて各主催者からの大会開催申し込みを受け付けており、提出締め切りは8月30日(17時必着・厳守)。協約書の締結は9月30日(同)としているが、放映権や主催権の帰属を巡って協会サイドの一方的なゴリ押しに、テレビ局や一部スポンサーが反発している。昨年同様、いつまでたってもツアー日程が決まらない事態に直面しているのだ。

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