渋野日向子フィーバーが覆い隠す女子プロ協会のゴタゴタ

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 だが、渋野のメジャー優勝で協会はさらに強気に出るのではないか、と見る関係者は多い。

「小林浩美会長は、ツアー改革には痛みが伴うという考えの持ち主です。放映権と主催権を手に入れるためには一歩も譲らないという、協会のスタンスは一貫している。渋野人気で女子ツアーは盛り上がっているのに、試合を開催したくない、協会に協力しないというスポンサーは『どうぞご勝手に』というわけです。今後は新スポンサーとの交渉材料として『プロアマには必ず渋野を出場させます』と言って、メジャーチャンピオンを利用するかもしれません」(ツアー関係者)

 人気選手をしばりつけておきたいという、協会の体質は昔から変わらない。海外挑戦の選手には冷たいし、海外から撤退し、帰国してもその後のバックアップは何一つない。

 例えば、男子プロは全米や全英オープンなどの海外メジャーでの獲得賞金を国内ツアーの賞金ランクに加算しているが、渋野が全英優勝で得た約7200万円の賞金は国内ツアーとは別扱いだ。

 評論家の菅野徳雄氏は以前から日刊ゲンダイに「男女ともシード権を持っている選手が米国や欧州のツアーに出場し、帰国した時には国内ツアーに復帰できるようにするべき」と提言していた。このようなバックアップ制度がないから海外ツアーに挑戦する選手が少ないと菅野氏は言うのだが、そんな話は女子プロ協会からはちっとも聞こえてこない。

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