地区7連覇達成 31年ぶり世界一を狙うマエケンの“コスパ”

公開日: 更新日:

 リリーフに配置転換されたドジャース前田健太(31)が好調だ。

 8日(日本時間9日)のジャイアンツ戦では2番手で登板し、4回を無失点で9勝目(8敗)をマーク。今季初セーブを挙げた2日のロッキーズ戦に続いて結果を残した。

 10日に7年連続の地区優勝を決め、1988年以来、31年ぶりの世界一を狙うチームにとって、いまや欠かせない存在である。

 渡米2年目の17年から、レギュラーシーズン終盤は決まって中継ぎ降格の憂き目に。これまでは質量とも豊富な先発陣からはじき出される格好だったが、今季は意味合いが異なる。

 ドジャースのリリーフ陣は、セーブ失敗(7度)が目立つ守護神・ジャンセン(4勝3敗28セーブ)を筆頭に安定感に欠ける。計算できるのはセットアッパー右腕のバイエズ(65試合で7勝2敗、防御率3・27)ぐらいのもので、ロバーツ監督は安定感のある前田を中継ぎに回してリリーフ陣を強化したのだ。

 これまでは、先発失格でヘソを曲げていたが、今季は安定感を買われての抜擢だ。「必要とされるところで使われているので」と割り切り、勝ちパターンで起用されることを意気に感じているそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった