著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

3度目は永久追放…メジャー違反行為に対する罰則の軽重

公開日: 更新日:

 まずは、クイズにお答えいただきたい。

 メジャーリーグのルールで、最も厳しく処分されるのはどれか?

①コルクバットを使用した者


②乱闘で相手選手を骨折させた者


③筋肉増強剤(ステロイド)を使用した者

 日本人の感覚からするとどれも厳罰の対象となるように思えるが、答えは③筋肉増強剤を使用した者である。MLBはステロイドをはじめとするパフォーマンス向上薬物の使用に厳しく、発覚した場合、1度目は80試合、2度目は162試合(1シーズン)、3度目は永久追放になる。

 それに対しコルクバットのような伝統的なインチキには大甘で、露呈しても数試合の出場停止で済む。2003年、サミー・ソーサのコルクバット使用が発覚した時は、日本でも大きなニュースになったが、ペナルティーはたった7試合の出場停止だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に