阪神CS出場も鳥谷は…寂しい終幕に球団と指揮官への不信感

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■「辞めるのを知らなかった」

 鳥谷敬(38)にとって、阪神では最後の公式戦となった30日の中日戦。七回に代打で登場し、右飛に終わった。八回からは遊撃の守備に就き、チームは3―0で勝利。広島を逆転してリーグ3位に浮上し、CS出場を決めた。

 試合前練習では、選手全員が鳥谷の名前と背番号がプリントされたTシャツを着用。阪神園芸の関係者と、長年慣れ親しんだ遊撃のポジションで記念撮影を行った。

 試合後、スタンドの阪神ファンから「鳥谷コール」が鳴りやまなかったが、鳥谷はベンチ前でお辞儀をしただけで、胴上げも行われず、スピーチもなかった。

 メッセンジャーら引退選手が華々しいセレモニーで送り出された半面、少々寂しい“終幕”は、まだCSが残っていることだけが理由ではなさそうだ。

「球団への不信感に加え、矢野監督との間にも溝ができてしまったことが原因です」

 とは、さる阪神OB。

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