著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

近本も梅野も…侍Jに一人も選ばれない「阪神の七難」

公開日: 更新日:

 もっとも、それで貯金1の3位なのだから、不思議な強さがあるのだろう。リーグトップのチーム防御率がその要因だろうが、だからといって突き抜けた投手は一人もいない。

 阪神はそこそこ優れた小兵の野手だけでなく、そこそこ優れた中継ぎ投手を輩出する力にも長けているようだ。

 この「そこそこ育成」こそが阪神のストロングポイントと言われればそうかもしれないが、思えばこの傾向は1990年代から変わっていないから、私としてはマンネリ感が否めない。

 いくら周囲がCSで盛り上がろうが、ここから脱却できない限り、私は興奮できなくなってしまった。なんだか不感症みたいだ。

 だから、最近はスポーツニュースを見ると、自分だけ阪神ファンから取り残されたような気がしてしまう。

 例えば阪神のCS進出が決まった翌日、ネット上は歓喜に叫ぶ虎党タレントたちのニュースが多く見られたが、私は少々げんなりしてしまった。

 虎党タレントたちの歓喜は、どれも横並びで一色だから、私がおかしいのだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動