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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

近本も梅野も…侍Jに一人も選ばれない「阪神の七難」

公開日: 更新日:

 阪神がCSファーストSでDeNAを倒し、巨人とのCSファイナルS進出を決めた。

 今季の阪神はAクラスの3位に滑り込み、CSでもそれなりに盛り上がっているものの、チームとしての課題は改善されないままだ。

 盛り上がりに水を差すのは承知の上だが、あえて書いておきたい。その課題を端的に示したのが、先日発表された侍ジャパンの新メンバーだ。その28人の中に阪神の選手は一人も選ばれなかった。関西では大人気のルーキー・近本光司や正捕手の梅野隆太郎も侍ジャパンからは声がかからず、鉄壁と評される中継ぎ投手陣からも誰一人招集されなかった。

 もちろん、福留孝介糸井嘉男藤川球児といった、かつての侍ジャパンを支えたベテランの大選手はいる。だけど、福留と糸井はそもそも生え抜きではない。本当は打の大山悠輔や投の藤浪晋太郎あたりが「選ばれるだけの選手」になっていてほしかったが、それもかなわなかった。今の阪神には球界を代表する選手が一人もいないのだ。

■そこそこ育成には長けているが…

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