石川遼は「ドライバーイップス」か…腰痛克服もまた一難

公開日: 更新日:

【ダンロップフェニックス】第1日

 単なるスランプではなさそうだ。

 21人がアンダーパーをマークした初日。3オーバー53位タイと大きく出遅れたのが石川遼(28)だ。ティーショットが安定せず3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74。日向灘からの強風が吹かずにこのスコアでは、上位浮上どころか、3週連続の予選落ちもある。

■スイングが委縮

 あるツアープロは、「石川はドライバーイップスだと思う。症状は1年半ぐらい前から出ている」と言って、こう続ける。

「曲げたくないという気持ちが強くなると、体の動きが悪くなり、ボールが右へ出る。クラブが振れないほど重症ではないので、日本プロとセガサミーを勝った夏場の頃は問題なかった。ところが先月、米ツアー2試合(ZOZO選手権51位、HSBCチャンピオンズ67位)に出てから、またおかしくなった。日本選手のドライバーショットはゾーンを狙って打つが、米ツアー選手はターゲットを絞り込んで視界を狭め、ポイントに打っていく。石川はその攻め方を真似たことでスイングが萎縮し、ボールが曲がりだした。本当なら試合を休んでリセットするべきだが、シーズンは残り3試合。来週は所属先が主催する大会で欠場できないばかりか、恥ずかしいプレーは許されない。症状の悪化が心配です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」