大金払ったソフトBが恐れるバレンティンの“ハリキリ離脱”

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「ヘンに気負わず、アイツらしくやれるのかなあ……」

 ヤクルトの球団関係者がこう話すのが、今シーズンからソフトバンクの一員となったバレンティン(35)だ。

 出来高込みで2年総額10億円の契約で入団。それでもレギュラーが約束されているわけではない。

 デスパイネ、グラシアル、バレンティンと計算できる野手は3人いる。投手も、先発のバンデンハーク、中継ぎのモイネロ、復活を期す抑えのサファテに加えて、メジャー通算54勝の先発ムーアも獲得。計7人が4枠を争う。

 さらに、左翼のポジションとDHは、デスパイネ、グラシアルとかぶる。そうした事情に加え、自身初めてのパ・リーグだ。キャンプから首脳陣にいいところを見せようとハリキリ過ぎて故障……という心配はないか。

 冒頭の関係者が言う。

「ココ(バレンティンの愛称)はウチでは不動のレギュラーで、キャンプはのんびりマイペースだった。練習試合で凡打を打って強めに走っただけで、『今年はマジメだな』なんて言われたぐらいですから」

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