ヤ軍先発3番手に“昇格” 田中将の順調過ぎる調整に落とし穴

公開日: 更新日:

 ヤンキース・田中将大(31)が17日(日本時間18日)、キャンプ地フロリダ州タンパでのフリー打撃に登板。マイナーの招待選手を相手に約20球を投げ込んだ。ほぼすべての球種を投げ、安打性の当たりはわずか1本と、順調な仕上がりぶりを披露した。

 今季はアストロズから総額約354億円で移籍のコール、セベリーノの両右腕らに次ぐ4番手の位置付けも、左腕パクストンが腰の手術で前半戦が絶望的となり、3番手に繰り上がった。チームは地区連覇がかかるだけに、田中にはこれまで通りエース級の安定感が求められる。

 キャンプでは好調な滑り出しを見せているが、依然としてメジャー7年目右腕には不安がつきまとう。昨年10月には右肘の骨棘を除去するクリーニング手術を受けた。田中は15年のシーズンオフにも同じ手術を受けており、メジャー移籍後、2度も同じ箇所にメスを入れているのだ。

 現時点で、右肘は順調に回復しているとはいえ、移籍1年目の14年には靱帯を痛めて再生治療を受けているだけに、必ずしも患部は万全ではないのだ。

 契約最終年の今季はシーズン通して働けるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗