大谷の不安定フォームはむしろプラス OP戦3戦目で初安打

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(25)が28日(日本時間29日)のレンジャーズ戦に「4番・DH」で出場し、2打数1安打1打点。一回1死三塁で、相手の先発右腕リンから左前適時打を放って、オープン戦3戦目で初安打初打点をマークした。

 大谷はこのキャンプ、オープン戦で、右足を小さく上げる新しい打撃フォームに取り組んでいる。いまだにしっくりこないのか、打撃練習では昨季までのすり足に戻すなど、依然として試行錯誤を続けている。

 大谷は2つの打撃フォームを試していることに「どちらもやっていく中で、何か気付くことがあると思う」と話している。実戦を通じて最適なフォームを身につけたいわけだが、フォームが安定しないのはむしろプラスではないか。

 大谷は渡米1年目の2018年のオープン戦でも右足を上げる打法で臨み、メジャーの投手に苦戦して打率1割2分5厘、0本塁打に終わった。オープン戦終盤には、マイナー降格もささやかれたが、開幕前にすり足に変えると、3戦目に初本塁打を放つなど、5戦連続安打をマークした。この年の大谷はシーズン途中まで投打の二刀流を続け、打率2割8分5厘、22本塁打、61打点で、新人王に選ばれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発