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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

アリゾナ、フロリダでの公式戦実施案はTV局と政権への配慮

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■コロナウイルス対策の正当性

 また、「各州の状況に応じて段階的に経済活動を再開する」というトランプ政権の意向も見逃せない。人気の面では陰りも見られるものの、「国民の娯楽」という地位は失っていない大リーグが公式戦を実施することは、大統領選挙での再選を目指すトランプにとって、自らの新型コロナウイルス対策の正当性を訴えるためにも格好の材料となる。

「われわれはあらゆる可能性を検討している」というエンゼルス特別顧問のトニー・ラルーサの指摘は、テレビ局と政権への配慮という点でも、示唆的なのである。

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