審判までロボット判定 コロナで収入激減MLBが導入急ピッチ

公開日: 更新日:

 無観客どころか、審判不在の状況になるかもしれない。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、レギュラーシーズン開幕を延期したメジャーでは、球場からアンパイアを締め出そうとしているのだ。

 MLB(大リーグ機構)は今季からマイナーで「ロボット審判システム」(ABS)の試験導入を予定していた。これは球場内のピッチ・トラッキング・システムといわれる球速や打球を電子的に測定する装置を使って、ストライク、ボールを判定するものだ。今季、マイナーで判定の精度を確かめ、早ければ2023年以降にもメジャーでの導入を目指している。

 ロボット審判の精度が向上して判定のトラブルが減れば、各球場に1人配置される責任審判への監督からの抗議はほとんどなくなり、濃厚接触も避けられる。何よりもメジャーが目指す試合時間の短縮にもなる。

■審判リストラで50億円の削減

 もっとも、メジャーの狙いはそれだけではない。今後、悪化が懸念される財務体質の改善が最たる目的だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動