23年以降に延期のWBC…日本が血道をあげる必要はあるのか

公開日: 更新日:

「名誉は日本にくれてやる代わりに、ショバ代はこちらがガッツリいただくよ」――。

 野球の国別対抗戦WBCで日本が第1、2回大会を連覇した直後、さるメジャー関係者はこう言った。

 第3回はドミニカ共和国、第4回は米国が優勝。日本はいずれもベスト4に終わったものの、大リーグ機構と大リーグ選手会がテラ銭をたんまりフトコロに入れる構図に変わりはない。

 ちなみに第1回大会は収益の47%が賞金、53%が各組織に分配され、優勝した日本は賞金の10%を得た。各組織の内訳は大リーグ機構と大リーグ選手会が35%、日本野球機構の取り分は7%に過ぎなかった。

 開催は3月。メジャーにとっても日本にとっても開幕直前の重要な時期だが、取り組むスタンスは、百八十度異なる。球界を挙げてオールスターメンバーを選び、ファンも日の丸を振って熱狂する日本に対し、米国は冷めたもの。メディアの扱いもWBC関連より30球団のスプリングトレーニングの方が大きいほどだ。

 さて、2021年に開催予定だった第5回WBCが、23年以降に延期される可能性が高くなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、AP通信などが伝えた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?