大谷や田中の右肘に負担が ヤ軍ドクターが7月開幕案に警鐘

公開日: 更新日:

 大リーグの7月上旬開幕プランに、ヤンキースのチームドクターが警鐘を鳴らした。

 肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術の名医でもあるクリス・アーマド氏が米メディアで危惧するのは、開幕後にトミー・ジョン手術が急増する可能性についてだ。

 米大リーグ機構(MLB)は、11日に各球団オーナーと協議、開幕案をとりまとめ、12日に選手会に提案する。有力視される7月上旬開幕になると、通常6週間近い準備期間が3週間ほどに短縮される。投手は十分な調整をせずに開幕を迎えることになり、ただでさえ投げ始めの春先に多いトミー・ジョン手術がさらに増える危険性があるというのだ。

 投手の準備不足が不安視されている上、ヤンキースの田中(31)とエンゼルスの大谷(25)は、ともに右肘に爆弾を抱えている。

 田中はメジャー1年目の2014年7月に靱帯の部分断裂が発覚。トミー・ジョン手術をせずに保存療法を選択、肘に不安を抱えたまま現在に至っている。一度、切れた靱帯は手術で修復しない限り、元に戻らない。田中はつまり、靱帯が切れたままの状態で投げ続けていることになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    森保監督がブライトン三笘薫を代表招集外にしたウラ側…10日パラグアイ戦、14日ブラジル戦へ

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  2. 7

    フリーの風間俊介&生田斗真は大活躍も…旧ジャニ「ドラマ班」次世代は“自称”止まりの寂しい現状

  3. 8

    テレビはグルメ、熊、線状降水帯ばかり…もっと大事なことを放送したくないための隠れ蓑か

  4. 9

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 10

    次の自民党総裁選が誰でも菅義偉が“陰の主役”…絶対王者の力の源泉は何なのか?