米コールマンがまた薬物検査違反 日本リレー陣の影響は?

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 来年に延期された東京五輪の陸上男子100メートルで金メダル取りが確実視される米国のクリスチャン・コールマン(24)は17日、世界陸連の独立監視部門のドーピングの抜き打ち検査に必要な居場所情報の申告を怠ったため、暫定の資格停止処分を科されることになった。

 コールマンは昨年12月に検査官が訪問した際に現場にいなかった。同年1月と4月にも所在が確認できず、1年間に「3度」の居場所情報の不申告不在があった。

 世界を代表するスプリンターは昨年の世界選手権(ドーハ)で、100メートル、400メートルリレーの2冠を達成。東京五輪では200メートルと併せて3冠も有力視されていた。正式にドーピング違反と認定された場合、最大で2年間の出場停止処分となり、来年の東京五輪はアウトだ。

 同選手はリレーで1走を務めており、資格停止となれば、米国代表にとっては痛手。悲願の金を目指す日本にとっては「追い風」となるものの、課題もある。

 日本陸連の分析によれば、日本が3位になった昨年の世界選手権ではバトンゾーンから後ろの10メートルを加えた計40メートルの通過タイムは3秒72。優勝した米国(3秒77)、2位の英国(3秒73)を上回り、銀メダルを獲得した2016年リオ五輪の3秒76からも大幅なタイム短縮を図った。これは日本が強化を図るバトンパスの精度の高さを証明したものだが、金メダル取りには3秒70以下が必要になるとみられる。

 リレーメンバー入りが確実視される4人のうち、100メートル日本記録(9秒97)保持者のサニブラウン(21)を筆頭に3人は自己ベストが9秒台。高い技術のバトンパスに加え、走力も備わり海外勢と互角以上のレースが期待されるが、100分の2秒の壁は厚い。

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