池江璃花子「驚異的な回復」ゆえに心配な周囲からの重圧

公開日: 更新日:

 白血病からの復活を目指す競泳女子の池江璃花子(19)が“再始動”に向けて動き始めた。池江のマネジメント事務所は16日、所属クラブであるルネサンスの西崎勇氏(43)の指導を受けると発表。今後は西崎氏をヘッドコーチとしたグループ指導体制の下、水中トレや筋トレを行うという。

 池江は2019年2月に病を告白し、長期入院。抗がん剤の投与に加えて、同9月には完治の確率が高いとされる造血幹細胞移植手術も受けた。一時は弱音を吐いたこともあったが、順調に回復。今年3月には自身のSNSでプールに入ったことを明かした。

 池江が受けた移植手術はデスクワークをこなすだけでも、通常なら術後1年、早くても半年は要するといわれる。池江は大学の講義を受けるだけでなく、わずか半年でプールに戻ったことから、専門医や周囲の関係者は「驚異的だ」と目を丸くしているという。

 新型コロナウイルスの蔓延により、世界のトップスイマーは練習の自粛を強いられた。プールに入ることすら禁止されたため、練習量は闘病中の池江とほとんど変わらない。来年に延期された東京五輪への出場を期待する声も高まっているそうだが、現実的には厳しい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし