元小結・阿炎も一般女性と 角界で“政略結婚”なぜ減った?

公開日: 更新日:

 時代は変わりゆくものだ。

 29日、元小結の前頭・阿炎(26)が同じ埼玉県出身の一般女性と結婚していたことを発表。相手とは3年の交際を経て婚姻届を提出。すでに同居もし、「僕の仕事に口出ししない。親が一番安心している」と話した。

 阿炎は師匠の錣山親方(元関脇寺尾)ゆずりの突っ張りが武器。師匠の幼少期の愛称「アビ」が四股名の由来とあれば、いかに将来を期待されているかわかるというもの。いずれは部屋を継承するだろうといわれている。

 昔の力士は親方や有力タニマチの娘、あるいはタニマチの紹介で知り合った女性と結婚することが多かった。まず部屋の存続ありきで、当人の恋愛感情は二の次。部屋の継承者候補ともなれば、なおさらだった。

 しかし、近年はそうした“政略結婚”は激減。タニマチの娘と結婚したのも、横綱白鵬くらいだ。

 ある古株の親方はこうした力士の結婚の変化について、「時代の流れといえばそれまでだが……」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性