元小結・阿炎も一般女性と 角界で“政略結婚”なぜ減った?

公開日: 更新日:

「現役親方でも、師匠の娘と結婚したのは佐渡ケ嶽(元幕内琴ノ若)と追手風(元前頭大翔山)くらいじゃないかな。師匠が義理の親父になると、部屋の経営が家族関係に影響するから厄介なんだ。立浪(元小結旭豊)もそれで先代と揉め、結婚していた先代の娘と破局になった。貴闘力も賭博発覚で協会を解雇された後、大鵬さんの娘と離婚。そうした例があるから、今は『力士にウチの娘はやらん』という親方が少なくない」

 タニマチ絡みはどうなのか。

「今はタニマチといっても、企業はサラリーマン社長が増えたからね。創業者のように自由にお金を使えないし、部屋への支援も昔ほど豪快ではない。『我が社を挙げてバックアップしてやろう』なんて時代ではない。タニマチの紹介といっても、今の力士はそうした露骨な紐付き、打算絡みは嫌がる」(前出の親方)

 恋愛結婚が増えるのも当然というわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性