大谷が復帰初戦で特大3号ソロ「打者で貢献」を有言実行

公開日: 更新日:

 二刀流が投げられない鬱憤を晴らした。右肘付近の故障で今季は投手を断念したエンゼルス・大谷翔平(26)が、6日(日本時間7日)のマリナーズ戦に「4番・DH」でスタメン復帰。先頭で回ってきた二回の第1打席で、相手の先発右腕ウォーカーの外角低めの変化球を捉えて左翼スタンドに叩き込む3号ソロを放った。すくい上げるようにして放った打球は速度約164・1キロ、飛距離106・9メートルを記録。

 四回、無死一、二塁で迎えた第2打席は四球を選んで3点を奪うビッグイニングを演出した。この日は3打数1安打1打点1得点。前日の会見で「残りの試合数もありますので頑張りたい」と、打者としてチームへの貢献を口にしていた通り、復帰初戦で結果を残した。

 痛めた右肘は打撃に影響しないため、今季は昨季同様、打者に専念する。マドン監督は「今後は相手投手の左右に関係なく使うつもりだ」と、DHとして起用し続けると示唆している。今季は特別ルールのため全試合でDH制が採用されただけに、打者大谷には本塁打量産を期待できそうだ。

▽大谷の話「運良く捉えることができました。壁を越えてくれて良かったです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性