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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

Bジェイズ山口の好投は米大統領と加首相の“不仲のおかげ”

公開日: 更新日:

 地元カナダで試合を開催する道を絶たれたブルージェイズが、開幕から18日が経過した8月11日に、ニューヨーク州バファローにある3A球団の本拠地セーレンフィールドを突貫工事で改装してホームゲームの開催にこぎつけた。

 ブルージェイズが開幕から2週間以上もホームレス球団と化したのは、開幕の5日前になってカナダ政府が、米国のコロナ感染拡大を理由に「MLB球団の選手に対しても例外なく入国後14日間の隔離措置を取る」と発表したからだ。これによりカナダ国内での試合開催が事実上不可能になった。

 これはブ軍にとって寝耳に水の決定だった。ブ軍は事前に地元のオンタリオ州政府やトロント市当局に他球団の選手の入国に際しては2週間の隔離を免除する特例措置を取ることを了承されていたからだ。

 カナダ政府が注目度の高いブルージェイズの試合が開催できなくなることを承知で非情な決定を下したのは、トルドー首相がトランプ大統領と険悪な関係で、背景にはトランプ政権の無責任なコロナ対策に憤っていることがあるようだ。

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